2012年11月22日

石田流対左美濃 ▲6五歩をめぐる攻防(2)

20121122(テーマ図).png

テーマ図は私の実戦から(先手が私)。

当ブログの記事で書いたばかりの局面が私の実戦で現れた。
今回は、将棋ウォーズでの対局から、▲6五歩をめぐる攻防を見てみたい。

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皆様は将棋ウォーズをご存知でしょうか?

将棋ウォーズは、日本将棋連盟公認のオンライン対局アプリ。
iPhone版とAndroid版がある。

10分切れ負けのスピーディーな展開で、しかも適切な対戦相手がすぐに見つか
る。ちょっとした暇つぶしにも、上達にも最適。

対局だけでなく、演出も面白く、戦法カードや囲いカードを集めるのも楽しい。

さて、今日は将棋ウォーズの実戦から石田流対左美濃の将棋を紹介したい。

20121122(テーマ図).png

当ブログの記事で書いたばかりの局面が私の実戦で現れたのには驚いた。

テーマ図から▲6五歩と仕掛けて先手が指せると書いたのは対局の2日前。
いくら定跡をすぐ忘れる私でも、流石に覚えている。

テーマ図以下の指し手
▲6五歩 △8四飛(第1図)

▲6五歩△同歩に▲同桂と取ろうと思っていたところ、△8四飛と浮かれ、
早くも思惑がはずれた。

対局後に石田流の基本(戸辺六段著)を見たが、△8四飛は書かれていなかった。

ただ、▲7七角型で▲6五歩の仕掛けに△8四飛と浮く手は、2011年3月の
久保ー豊島戦(第60期王将戦第6局)で豊島六段(当時)が指している。

20121122(第1図).png

第1図以下の指し手
▲7四歩 △同 歩 ▲6四歩 △5四銀
▲6五桂(第2図)

思わぬ展開となり、第1図では困った。▲6四歩は△同飛と取られる。
▲6五銀と出ても△7七角成で攻めが続かない。といって▲6五歩と打っても
△8四飛と戻られて、これ以上の攻め手がない。

というわけで、第1図では自信があったわけではないが、思い切って▲7四歩
と突いてみた。

以下、第2図までは妥当なところ。第2図の▲6五桂の代わりに▲6五銀と
出ると△7七角成とされるので注意が必要。以下、▲7七同飛は△6五銀で
2枚替えの駒損のうえ、飛車が捌けない。▲7七同飛のところ▲7四飛は
△同飛▲同銀で桂損のうえ馬を作られて面白くない。

20121122(第2図).png

第2図以下の指し手
△8六歩 ▲同 飛 △同 飛 ▲同 角
△9九角成▲6三歩成△6五銀 ▲5二と
(結果図)

第2図で後手は△8六歩と突いたが、単に△9九角成の方がよかったのでは
ないか。以下、▲6三歩成に△6五銀が飛車取りになるので、▲5二とと金を
取れない。先手は▲6五同銀と取るしかないが、△6三金でと金を取ることが
できる。

△6三金が玉から離れるのが気になるが、本譜よりはよかったと思う。

20121122(結果図).png

結果図の局面は、金と桂香の2枚替えで駒損だが、と金の存在が大きく、
先手優勢。

以下は詰みを見ていただいて締めくくる。

20121122(第3図).png

第3図以下の指し手
▲3一銀 △同 玉 ▲4二金 △2二玉
▲3二金 △同 銀 ▲同飛成 △同 玉
▲4一角 △2二玉 ▲2三金(投了図)
まで先手の勝ち

第3図以下は即詰み。飛車を切って▲4一角が気持ちいい手順。

20121122(投了図).png

まとめ

テーマ図から▲6五歩の仕掛けに対して△8四飛は本に書かれていない手だが、
▲7四歩で先手が十分戦えると思う。




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posted by yamataka at 01:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 石田流 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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