2012年11月23日

先手中飛車 ▲5五歩型

20121123(テーマ図).png

今回も将棋ウォーズでの対局から(先手が私)。

テーマ図で▲6六歩と突くべきか?それとも▲4六歩と突くべきか?

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前回の記事で将棋ウォーズについて説明したが、その補足から。

将棋ウォーズは、30級からスタートして昇級するシステム。有段者と対戦する
設定にできるので、スタート直後でも強い人と対戦できる。

私は対局数が少ないのでまだ16級。早く初段以上になりたいと思っている。

さて、テーマ図の局面だが、対局後に将棋世界2012年9月号の久保九段の講座を
見て驚いた。

何と、昭和39年のA級順位戦の升田幸三九段対熊谷達人八段戦と同一局面
だった。

まずは、私の実戦から振り返ってみたい。

テーマ図以下の指し手1
▲4六歩 △6四銀 ▲4五歩 △7五歩
▲同 歩 △4五歩 ▲5四歩 △7七角成
▲同 桂(第1図)

テーマ図で私は▲4六歩と突いた。

△6四歩▲4五歩に後手は7筋を突き捨ててから△4五歩と取ったが、単に
△4五同歩と取る手もあった。また、7筋を突き捨てるついでに8筋も突き
捨てる手もあった。

▲5四歩と角交換を挑んだ手に対して、△7七角成▲同桂で第1図。

ここで後手の次の一手が問題だった。

20121123(第1図).png

第1図以下の指し手
△7六歩 ▲5三歩成△同 銀 ▲6五桂
△6四銀 ▲7四歩 △5七歩 ▲同 飛
△7五角 ▲4七飛 △6五銀 ▲同 銀
△4六桂 ▲5五角 △3八桂成▲同 金
△6四歩 ▲4四歩 △同 銀 ▲同 角
(第2図)

第1図での△7六歩が疑問手。

▲5三歩成△同銀▲6五桂で先手の桂馬が手順にさばけた。△7六歩が完全に
空を切った形だ。

△7六歩では△5四銀と歩を取られると自信がない。以下、@▲6六歩には
△4四角、A▲6五桂には△7七角で角のラインを利かせてから△6五銀と
桂を取る、B▲6六角には△3三角と合わせ、@ABいずれも先手が自信の
ない局面。

したがって、テーマ図で▲4六歩は先手が自信ない。

▲6五桂以下、第2図までの指し手に疑問手はあるかもしれないが、第2図
となっては先手がいい。

20121123(第2図).png

20121123(テーマ図).png

今度は、昭和39年の升田ー熊谷戦を見てみる。

テーマ図以下の指し手2
▲6六歩 △7五歩 ▲同 歩 △6四銀
▲7四歩 △8四飛 ▲6五銀 △同 銀
▲同 歩 △7四飛 ▲5六飛 △3三角
▲8三銀 △7五飛 ▲8二銀不成(第3図)

テーマ図からの先手のさばき(▲7四歩〜▲6五銀)は参考になる。

20121123(第3図).png

この将棋は第3図以下、先手の升田九段が勝っている。

テーマ図では、私が指した▲4六歩より、48年前に升田九段が指した▲6六歩
が勝るというのが結論。

20121123(第4図).png

再び私の実戦に戻る。

第2図以下、先手の私が有利になったが、その後悪手を指して形勢逆転。

後手優勢のまま終盤を迎えた。

第4図では既に諦めており、あとは詰まされるのを待つだけ。

第4図以下の指し手
△4四角 ▲2五銀 △3五玉 ▲3六歩
(投了図)
まで先手の勝ち

何と、第4図で後手は△4四角と桂を取った。これが王手でも何でもないので、
後手玉は頓死してしまった。

第4図では、△2八飛▲3六玉△3五銀以下簡単な詰みだった。

20121123(投了図).png

時間の短い将棋ではこういうことはよくある。逆の立場にならないように、
終盤のトレーニングは必要だ。






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posted by yamataka at 10:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 先手中飛車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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