2012年12月22日

ゴキゲン中飛車対超速 △4四銀型(羽生−広瀬戦の類似局)

20121222(テーマ図).png

当ブログで羽生−広瀬戦の記事をアップした翌日に類似局が指された。

何というタイミングか。

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テーマ図は、2012年12月21日に指された佐藤秀司七段−佐々木慎六段(王位戦予選)の局面。
羽生−広瀬戦では▲1五歩△6四歩型だったが、それを除いて同一局面。この違いがどう影響
するか?

テーマ図以下の指し手
▲4五桂 △4二角 ▲5五銀左△同 銀
▲同 銀 △3三桂 ▲4六歩 △6五銀
▲3五歩 △7六銀 ▲2六飛 △5四歩
▲3四歩 △4五桂 ▲同 歩 △8七銀不成
▲同 玉 △5五歩 ▲7八玉(第1図)

20121222(第1図).png

第1図も、▲1五歩△6四歩の有無を除き、依然として羽生−広瀬戦と同一局面。

広瀬七段は△6五歩と突いたが、本局では△6三歩型なので△6五歩と突けない。

ここで佐々木六段はどう指すか?

第1図以下の指し手
△5四飛 ▲3六飛 △3五歩 ▲4六飛
△6五銀 ▲6六銀 △同 銀 ▲同 飛
△3四飛 ▲6一銀 △7一金 ▲5二銀成
△3一角(第2図)

第1図で佐々木六段は△5四飛と浮いた。

3四歩を取られてはいけないので▲3六飛と寄るが、△3五歩が好手。▲同飛と取ると、
△5六歩▲同歩△同飛が嫌。

そこで先手は▲4六飛と逃げるが、▲3五同飛と取れないようでは面白くない。

後手は△3四飛と目障りな歩を取るが、第2図の局面では佐々木六段は自信がなかったらしい。

20121222(第2図).png

第2図以下の指し手
▲7七角 △7五銀 ▲4六飛 △6五桂
(第3図)

局後の感想では、▲7七角が悪手だったとのこと。

確かに第3図まで進んでみると、角がわざわざ後手の攻めに近づいていった印象がある。

佐々木六段もこのあたりで局面の好転を感じたようだ。

かといって、▲7七角の代わる手も難しい。先手の玉型は整備しにくいのだ。
例えば、▲7七角に代えて▲6八金上としても△7五銀〜△7六桂がある。
▲8七歩も冴えない気がする。

20121222(第3図).png

第3図以下、後手の攻めが見事に決まり、佐々木六段は王位戦リーグ入りを決めた。
リーグ戦での活躍を期待する。

本局を振り返ると、第1図の先手陣はまとめにくいと思う。あと、仕掛ける権利は先手が
持っているので、▲1五歩と突いて▲1六飛のスペースを作ってから仕掛けたい。

昨日は、ゴキ中に分が悪いと記載したが、居飛車側が羽生三冠だったので差し引いて考える
必要はあるだろう。本局を見ると、ゴキ中側にも希望が持てる。




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posted by yamataka at 09:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゴキゲン中飛車対超速 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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