2012年12月24日

第71期順位戦展望(2012年12月時点)

2012年中の順位戦は、12月30日の佐藤紳哉六段−長岡裕也五段戦(C級2組)を残すのみ。

残り3カ月となり、各クラスとも昇級候補が絞られてきた。

年明けから戦いはさらに厳しくなる。

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A級

詳細は、当ブログの記事、第71期A級順位戦 6回戦を終わってに記載しているが、
6回戦終了時点の成績は、以下のとおり。

6勝0敗 羽生三冠
4勝2敗 渡辺竜王、三浦八段、屋敷九段
3勝3敗 郷田棋王、佐藤王将
2勝4敗 谷川九段、深浦九段
1勝5敗 高橋九段、橋本八段

挑戦者は羽生三冠でほぼ決まりであろう。

一方、降級候補は、谷川、深浦、高橋、橋本の4人にほぼ絞られた。7、8回戦で下位4人の
直接対決が組まれているので、その勝敗が大きく影響するであろう。

8回戦終了時点で挑戦者も降級者も決まってしまう可能性があるが、そうなったら「将棋界の
一番長い日」がつまらなくなる。

B級1組

9勝0敗 行方八段(昇級決定)
7勝2敗 久保九段
6勝3敗 畠山七段
6勝4敗 松尾七段、広瀬七段
5勝4敗 山崎七段
4勝5敗 丸山九段

行方八段が全クラスを通じて最初の昇級者となった。年内に昇級が決まるのは珍しい。

残り1枠となり、確率的にはわずかながら丸山九段にも昇級の可能性があるが、ほぼ無理。
実質的には久保九段と畠山七段の一騎打ちと言っていいであろう。順位が上の久保九段が有利
で、次の畠山−久保戦で久保九段が勝つと昇級が決まる。

昇級予想は、久保九段としておく。

B級2組

6勝1敗 藤井九段、飯島七段、窪田六段、豊島七段
5勝2敗 佐藤天彦七段

5連勝と快調に飛ばしてきた佐藤天彦七段だが、ここにきて連敗。特に7回戦で競争相手の
窪田六段に負けたのが痛い。残り3連勝しても届かない可能性が高い。

最も有利なのは藤井九段。あと1敗しても昇級する可能性は十分にある。藤井九段はこのクラ
スにいる人ではないので、是非昇級してほしい。

8回戦の飯島−窪田戦は大きな一番。負けた方は相当厳しくなる。

豊島七段は順位が悪いが、前期7勝3敗で昇級した運の強さを買いたい。

昇級予想は、藤井九段、豊島七段としておく。

C級1組

7勝0敗 村山六段
6勝1敗 真田七段、千葉六段、稲葉六段、宮田六段、中村六段

昇級ラインは9勝1敗と予想されるが、1敗の頭ハネは十分にあり得る。

8回戦の宮田−千葉戦、9回戦の中村−稲葉戦、10回戦の千葉−真田戦と直接対決が組まれて
おり、昇級の行方を左右しそう。自力昇級の目があるのは村山、真田、千葉の3人だが果たし
てどうなるか?

村山六段の昇級は堅いと予想する。ただ、もう一人は分からない。棋聖戦で挑戦者になるなど
大活躍の中村六段を推したいところだが、順位が悪いので残り全勝しても頭ハネがありそう。

C級2組

7勝0敗 斎藤四段
6勝1敗 菅井五段、澤田四段、阪口五段、佐々木四段、矢倉六段

C級2組も昇級ラインは9勝1敗であろう。ただし、このクラスも1敗の頭ハネがあり得る。

7連勝の斎藤四段はプロ棋士の間で評価が高い。菅井五段にも勝っている。

斎藤四段、菅井五段の昇級は堅いであろう。残り1人は分からない。

菅井五段は前期も応援していたが、9勝1敗で頭ハネをくらってしまった。
今期こそは昇級してほしい。

プロ棋士にとって、1〜3月の順位戦が最も過酷な戦いである。


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タグ:順位戦
posted by yamataka at 00:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 棋界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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